点をつなげて線を描く 〜知られざる関口存男との邂逅〜
写真や資料。
どうやらこれからの1年、かなりの時間を爺さんと向き合うことになりそうだ。
ともかく未発表の資料が沢山発見されている。演劇関係のファイルをはじめ、爺さんが若かりし頃(22〜23歳くらいか)の日記の一部、各種創作(戯曲、小説等)、評論(武者小路実篤や有島武郎について)etc. まあ、それなりに結構な分量だ。
写真に写っている「申込書」によると、劇団「新東京」の演劇講習会では演劇総論を担当したらしい。
「運命劇と性格劇 エディプス王とハムレット」なる論考のコピーは、河竹登志夫先生より送って頂いたもの。エディプス王は兎も角、爺さんとハムレット(正確には、爺さんとシェイクスピア)・・・こりゃ珍しい。
日記と評論
日記には踏路社の第一回公演直後の集い(打上げの様なものか?)の様子が書かれている。新劇史にとっての貴重な資料であることは疑う余地が無い。とは言え、まあ、中身は演劇(文学?)青年の青春日記といった趣だが。
未発表の演劇論。
爺さんは「冠詞論が終わったら、次は演劇でそういったことをやる」と家人に言っていたそうだが、その時に向けて準備していたと思われる演劇関係のノート。
現象としての演劇が、今まさに立ち現れる際に問題となる事象を経験に基づき分析したもの。これは演劇(特に演出)に精通していないと本来の意味で理解するのは難しいだろうなあ。